2013年1月13日日曜日

北関東のバスの排ガス規制

昨年、暮に、東京在住の高校の同級生が肺がんで亡くなった。まだ、40代後半でかつ、本人が医師であったこともあり、ちょっとショックを受けた。

そこで、ついでに肺がんについていろいろ調べてみた。Wikipedia にも一通りのことが書いてあるのでまずは参考になる。原因を特定するのは難しいようだが、タバコが肺がんを誘発するという定説だけとっても、いろいろ意見があり興味深い。

吸っている空気が悪いと、肺がんになりやすいとするのは素人目にもわかりやすい。2番目にあげられているラドンは、どうしようもないので甘受するしかないが、それ以外の大気汚染などは、まだまだ減らすことができる要因のひとつであろう。

数年前、東京都知事の石原氏が東京都を走るバス・トラックの排ガス規制を行ったが、あれは、優れた政策であったと思う。調べてみると、東京、千葉、神奈川、埼玉が新しい排ガス規制を行っている一方、群馬、栃木、茨城の北関東3県は行っていない。

つくばに移り住んで、かれこれ10年以上になり、都心部にくらべて、空気が綺麗であることには満足していた。ただ、自転車で走っている時に路線バスが来ると、この時ばかりは、その真っ黒な排気ガスに辟易とする。

どうやら、都心部のバスが規制のために走れなくなったときに、中古のバスを安く仕入れて、規制の無い北関東3県の路線バスとして活用しているところも多いらしい。

今回、友人の肺がんでの死を機にして、改めて美しい空気のありがたさに思いを馳せた。茨城を始め北関東3県も、東京と南関東に続き、県民の健康を守るため、いち早く同様の排ガス規制を実施してほしいものである。

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